いよいよ13日。お迎えですよ。
いよいよ福岡地方ではお盆を迎えます(*’ω’*)
今回は、盆提灯と迎え火・送り火のお話しです(*’ω’*)
お盆といえば提灯のイメージかと思いますが、
盆提灯を飾るのは、鎌倉時代に始まった風習であるといわれており、
お盆に帰ってくるご先祖様が迷わないようにする為の目印であると同時に、
故人の冥福を祈り、感謝を表すものでもあるといわれています。
まずは提灯の飾り方からご案内していきましょう(^^♪
盆提灯は、盆月の1日から10日までの間に、精霊棚や仏壇の前に対で飾ります。
地域によっては、飾られた提灯の数が多いほど故人が周囲の方々から慕われていたことを示すものとして、
たくさんの提灯を飾る風習の地域もあります。
最近では、飾るスペースが狭い家庭が多い為、小さくて質の良いものを飾ったり、
飾る数に対という定めはない為、1個で飾る所も増えてきています。
次に提灯の種類です。
提灯には地域柄や特徴によって様々な種類があります。
ここでは代表的なものをいくつかご紹介していきたいと思います。
大内行灯
一般的な盆提灯で床に置いて使用します。3本足で立たせ、その上に火袋を置き
上部に雲手がついています。
「大内」とは皇居の内裏を示し「大切な場所に置く提灯」という意味が込められています。
御所提灯
壷型の吊提灯のこと。岐阜提灯とも呼ばれます。
御殿丸提灯
吊提灯の一種で球型の火袋を持ち、手板と下輪に房を付けたもの。
住吉提灯
円筒形の長い吊提灯のこと。博多の住吉町で使われはじめ現在では九州を
はじめ北関東で主に使われています。
門提灯
玄関など家の外に吊り下げるお迎え提灯のこと。玄関や縁側に飾る。
ご先祖様が迷わず帰ってこれるようにという意味があります。
初盆用白提灯
清浄無垢の白で故人の霊を迎える意味で白木で作られた白紋天の提灯を使う事
が一般的です。
切子灯籠
切子灯籠は角を落とした多面体の火袋を持ち、下部に紙を垂らした吊灯籠。
浄土真宗では提灯を飾るという考え方がない為、灯籠を飾ります。
盆提灯は基本的に夜間のみ灯し、寝る前には消灯しますが、13~15日の間はご先祖様を
もてなすという意味で、行灯の灯りは日中もつけておきましょう。
提灯を片付けるタイミングですが、お盆明け~31日までの間に片付けると覚えておきましょう(*’ω’*)
色々な種類がありますね( ゚Д゚)
勉強になります(*’ω’*)
さて、お盆飾りの準備も整い、いよいよご先祖様をお迎えします。
迎え火・送り火についてお伝えしていきたいと思います。
〇迎え火…お盆に自宅へ帰ってくるといわれる先祖の霊を迎える目印として、玄関先や
庭などで焚かれる火のことをいいます。
また、ご先祖様が煙に乗って帰ってくるともいいます。
迎え火は盆の入り(8/13)の夕方に焚くのが一般的で、玄関先で素焼きの小皿に麻殻を乗せ火を点けて燃やします。
昔ながらのやり方では、お墓参りの際にロウソクから盆提灯に火を移し、お墓から帰宅後に盆提灯の火で迎え火を焚いていました。
〇送り火…お盆の終わりにあの世へと戻る先祖の霊をお見送りするために、玄関先や
庭などで焚かれる火のことです。
送り火は盆明けや送り盆と呼ばれる8/16(福岡地方では8/15)の夕方に焚かれるのが一般的です。
九州の「精霊流し」や、京都の「五山送り」などは地域ぐるみの大規模な送り火と
いえ、こうした行事のある地域では各家々の送り火のない所もあります(*’ω’*)
「精霊送り」とは、
昔、川や海の彼方に「あの世」があると考えられていたため、川や海に送り火として灯籠を流したり、藁で作った精霊舟に供物や飾り物を乗せて流したりする行事のことです。
最近では環境に配慮して海や川に流した後、川下や海岸で回収をされているようです。
精霊流しには精霊を送るとともに病気や災いも一緒に流すという意味があります。
「五山送り」とは、大・妙・法の三文字と、船・鳥居の形が炎で浮かび上がる精霊送りの行事です。
通説によると、京都で送り火の際に上空に投げた松明が山々に移り留まったものであるといわれています。
当社では8/15の18時~21時まで、セレモール春日・セレモール天神山にて会場を設営して精霊送りを行っております。
ご先祖様のお見送りが済まれましたら、ぜひ、当社の精霊送りに足をお運びくださいね(*’ω’*)